デロンギのエスプレッソマシン【アイコナ】ってどんなマシン？

「本格的なエスプレッソを自宅で淹れるにはどうすればいいのかな？」
「コーヒーマシンとエスプレッソメーカーは何が違うのかな？」
「デロンギのアイコナ・エスプレッソ・メーカーは美味しいのかな？」
「エスプレッソ・メーカーは使うのが難しいのかな？」

こんな疑問にお答えできるよう，記事を書きました。
これから購入を検討されている方は，ぜひご参考にして下さい。
 

まず結論からお話しすると，

まず，２つのタイプの違いについて，簡単に説明します。

エスプレッソ・メーカーは，手間は掛かるけど本格的な超濃厚エスプレッソを飲むことにフォーカスしています。バリスタのように細かく挽いた粉をカップに詰めるところからおこなうので，手間はかかりますがトロミのある濃厚なエスプレッソが抽出できます。本場イタリアやお店で飲むエスプレッソに近いのは，断然エスプレッソ・メーカーになります。

全自動タイプは，手軽に美味しいコーヒーを飲むことを目的にしています。
ボタンを１つ押すだけで，お湯沸かし，豆挽き，抽出までを，最適なバランスで自動でおこなってくれます。
私も愛用していますが，とても満足度の製品です。

2年前から全自動タイプのマグニフィカSを愛用していますが，エスプレッソは美味しいけどサラッと飲みやすい印象です。
トロッとした超濃厚エスプレッソをどうしても飲みたい私には，少し物足りなさがありました。
 

このアイコナ・エスプレッソ・カプチーノメーカーを使用してからは，トロみがあるとても濃厚なエスプレッソも抽出することができるようになりました。私は，イタリアで飲んだ濃厚エスプレッソがどうしても飲みたいという思いからコーヒーにハマった経緯がありますので，購入してとても良かったと感じています。

普段はマグニフィカSでコーヒーを飲みながら，超濃厚エスプレッソを飲みたい時はエスプレッソメーカーを使っています。

では，具体的にレビューしていきたいと思います。

１，エスプレッソメーカーがオススメな４つの理由

1−１，とろみのある濃厚エスプレッソが作れる

最大の特徴ですが，とろみのある濃厚なエスプレッソが抽出できます。

クレマはキメが細かく，コーヒー豆のしっかりとした香りが鼻を抜けていきます。口にすると，適度にとろみがあるためか，エスプレッソの苦味と酸味が力強く口の中に広がります。

イタリア人から，「残った砂糖を食べるのがエスプレッソの楽しみ方だよ」と教えてもらいました。最初は，砂糖を食べるのに罪悪感があったのですが，食べてみればそんな気持ちはどこへやら。今では，残った砂糖を食べることが，エスプレッソの楽しみの一つになっています。

アイコナ・エスプレッソ・カプチーノメーカーで淹れた濃厚なエスプレッソと砂糖が絡み合って，とても美味しいコーヒー菓子になりました。
これが本当に美味しくてオススメです。

1−２，“パック”と“自分で粉を詰める”2パターンが楽しめる

エスプレッソは，淹れるのがとても難しいコーヒーです。
粉の量，押し固める強さで味は大きく変わってきます。

購入当初は粉の量が分からず大量に入れてぎゅうぎゅうに固めてしまい，クレマは立たず苦味だけがとんがったような不味いエスプレッソになっていました。
例えるなら，お焦げの汁を飲んでいるような味でした。

そんな時は，粉が最適な量と硬さで詰められたパックが販売されているので，専用ハンドルを使って美味しいエスプレッソを抽出できます。
このパックはいろいろなメーカーから販売されているので，自分好みの味を探すのも楽しいですよ。

最初はなかなかうまくいかなことを見越して，初心者用を用意しておいてくれているデロンギには感謝です。

私は，このパックで美味しいエスプレッソを飲みながら，合間合間で自分で粉を詰めて練習していました。こうしないと，自分で淹れたものが不味すぎて，途中で飲む気が失せてしまうところでした。

それほどエスプレッソは難しいものだと学び，バリスタの凄さを知りました。

このように，アイコナ・エスプレッソ・カプチーノメーカーは，初心者でも，慣れた方でも楽しめるようになっています。

1−３，自分で調整する楽しさ

1−２で記載しましたが，自分で粉を詰めて淹れるのはとても難しいです。

粉の量，押し固める強さ，お湯の量，それぞれが最適に調整された時に初めて美味しいエスプレッソが抽出できす。

最初は本当に難しいのですが，クレマが立ち美味しいエスプレッソが抽出できた時は本当に感動します。だんだんコツが分かり成功率が上がってくると，とても面白くなってきますよ。

豆の種類でも味が変わってくるので，もう少しスキルが上がったら色々な豆にチャレンジしたいと思ってます。

自分で色々試しながら理想の味を作っていく工程は，料理に似たものがあるなと思いました。

1-４，お湯が入れられる便利機能

これはとても便利なのですが，お湯を必要な分だけ出すことができます。
我が家では，紅茶や緑茶を飲む時は，このお湯を使っています。

ケトルやヤカンでお湯を沸かすと時間と手間がかかりますが，これはボタンひとつで必要な分だけ出せますので，ものすごく便利です。

２，エスプレッソメーカーの難点

2-1，最初は淹れるのが難しい

エスプレッソ・メーカーの機能とは関係ないのですが，粉から淹れるのは本当に難しいです。

慣れるまでに何回か練習する必要があるので，最初ここでモチベーションが下がる方もいるのではないかと思います。

ですので，最初は無理せずにパックと粉の両方を用意することをお勧めします。

私も購入時に定員さんから，最初はパックが必要だと数パックサービスしてくれました。
定員さんありがとうございます！

2-2，音が大きい

そこそこ音が大きいです。
早朝家族が寝ている時に使うと，起こしてしまうかもしれません。

ただ，使用場所と寝室が離れている場合は，全く問題ないと思います。

2-3，そこそこ場所をとる

マグニフィカSほどではないですが，そこそこ場所を取ります。

なので，予め設置場所を確保してから購入しないと，置く場所に困ってしまうと思います。
水を入れるタンクを上から差し込むので，高さも必要になってきます。
ちなみにタンクを外さずに，水を補給することも可能ですよ。

我が家のキッチンには置くスペースが無かったので，リビングにコーヒー専用テーブルを用意して設置しました。

この方が家族にとって日常的に使いやすくなり，かえって良かったです。

3，お値段について

デロンギのエスプレッソ・カプチーノメーカーは，約１万７千〜６万円の幅で５種類あります。
アイコナは約３万円でしたが，このレトロな形状と鮮やかなブルー色に一目惚れして選択しました。

このエスプレッソ・カプチーノメーカーは本格的なエスプレッソを抽出するので，缶コーヒーの代替えではなく，どちらかというとお店の代替えになってしまいます。しかし，お店でエスプレッソを飲むのは，雰囲気も楽しむことも含まれると思うので，あまり代替えできないなと思います。

ですので，エスプレッソ・カプチーノメーカーを選ぶ際は，コスパよりも自分で作ってみたいというモチベーション，好きな形や色味，機能，ご予算で選択するかたちになると思います。

ちなみに，購入したタイプはボタンを押して抽出時間を調整するのに対して，上位機種は最適な抽出時間を自動で調整してくれます。
ですので，より自動化したい方は，若干お値段は上がりますが上位機種を選ばれると良いかと思います。

4，プラスであるといいもの

4-1，タンパー

アイコナ・エスプレッソ・カプチーノメーカーにタンパー（押し固める道具）が設置されているのですが，正直使いにくいです。これだと，均一に押し固めるすることができません。また，粉もこぼしやすいと思います。

ですので，別途タンパーを用意することをお勧めします。
これは，デロンギからも出されていますが，他メーカーから出されているので色々みてみると面白いですよ。

私は，NEOUZA 51mmコーヒーディストリビューター＆タンパー2 in 1をAmazonで購入しました。

4-2，ディストリビューター

粉が山のようになったままタンプすると，密度の濃淡がでて均一に抽出できなくなります。

これを防ぐため，粉を平すためのディストリビューターという道具が用意されています。

ディストリビューターでまず粉を平にしてから，タンパーで押し固めます。
そうすることで，均一な密度で固めることができ，美味しいエスプレッソに近づくことができます。

私は，タンパーとディストリビューターが一体化したNEOUZAという商品を使っています。
とても使いやすくてオススメですよ。

4-3，エスプレッソ用カップ

通常のマグカップだと大きすぎるので，すぐ冷めてしまい美味しさが半減してしまいます。
また，エスプレッソの高さが出ないので，角砂糖がエスプレッソに浸かりません。

エスプレッソ用カップは小さいので，冷めにくく高さも出ます。
ですので，美味しいエスプレッソを楽しむには，マストアイテムだと思います。

5，エスプレッソメーカーの感想まとめ

アイコナ・エスプレッソ・カプチーノメーカーは，使う人を選ぶと思います。

少々手間はかかっても本格的なエスプレッソを楽しみたい方は，十分に満足できるマシンだと思います。実際，イタリアで飲んだような美味しいエスプレッソを楽しむことができました。

しかし，手軽に美味しいコーヒー・エスプレッソを楽しみたい方は，全自動コーヒーマシンを選択されるといいと思います。

全自動コーヒーマシンに興味を持たれた方は，下記レビュー記事でまとめてありますのでぜひご覧ください。

デロンギ公式ホームページに，Amazonや楽天，ビックカメラなど量販店の出品ページへリンクが貼られているので，価格を見比べるのに便利ですよ。良かったらご覧ください。

最後までお読み頂きありがとうございます。